2013年11月30日土曜日

●お勧めのビジネス書:『人生はニャンとかなる! ―明日に幸福をまねく68の方法』

●お勧めのビジネス書:『人生はニャンとかなる! ―明日に幸福をまねく68の方法』

猫は好きですか? 人生論好きですか?

両方が好きな人にはたまらない本です。

ミリオンセラーとなった『夢をかなえるゾウ』の著者、水野敬也さんが、
猫の写真と著名人のエピソードで綴る、新しい形の自己啓発書。


現在28万部のベストセラー「人生はワンチャンス! 」の待望の猫編。

68枚のカワイイ猫の写真とその写真にマッチしたキャッチコピー、さらに
272個の偉人の逸話・格言で、人生で大切な教えが学べる新しいタイプの本。

普通の本として読むこともできますが、1ページ1ページが切り離せるので、
部屋に貼ったり、プレゼントしたりもできるお得な一冊です。

目に飛び込んでくる様々な表情の猫たちが心をくすぐります。

疲れた会社帰りに読みたいと思える、人生の相棒のような本です。

へー、猫はこんな顔するんだ!と犬との違いも楽しめます。



見開き2ページの右ページは猫の写真とコピーですが、左ページには、
マリリン・モンローやココ・シャネル、トーマス・エジソンなど、
古今東西の著名人のエピソード、そして名言が載っているのです。

<隙があるから、好きになる>のところでは、アンバランスさを売りにして
大成功したマリリン・モンローのエピソードが載っていますが、その下に、
欠点について述べた偉人たちの名言が散りばめられています。


一部、抜き出してみましょう。

<マリリン・モンローは、1953年の『ナイアガラ』のヒットでスターとなりました。

この映画の中で「モンロー・ウォーク」と呼ばれる、お尻を振る特徴的な
歩き方が注目を集めましたが、実はこれはマリリン自身のアイデアでした。

彼女は、右のヒールの高さを左のヒールよりも6mmほど低くすることで体のバラ
ンスをわざと崩し、ヒップや腰を使ってバランスを取らなくてはならない体勢に
していたのです。

人は完璧なものを求めているわけではありません。

欠点やダメな部分が自分を魅力的に見せてくれることがあります>


<欠点の中には美点に結びついているものがあり、矯正しないほうがよい欠点がある>

(ジョセフ・ジューベル フランスの哲学者)



読者に勇気・元気を与えるところが、いかにも水野さんらしい。

これはぜひ、読んでみてください。



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2013年11月17日日曜日

発想をカタチにする技術

●お勧めのビジネス書:『発想をカタチにする技術 新しさを生みだす“ありきたり"の壊し方』

◎「サラリーマンNEO」を生み出し、「あまちゃん」を担当した異色のNHKディレクターの仕事術

面白いアイデアを思いついても、それを伝え、思惑通りに実現していくのは、なかなか難しいもの。

人に認められるものをつくるには、「きちんと人に伝えること」、「自分の意思を通すこと」でも、「独りよがりにならないこと」が大事です。

さらに、そのアイデア自体が画期的であれば、一番です。

本書では、30代まで芽が出ず退職を考えていたという、異色のNHKディレクター吉田照幸氏(2013年9月よりNHKエンタープライズ)の番組制作での経験を交えながら、尖っているのに愛される企画のつくり方・通し方、アイデアの発想法などを紹介します。



◎制作現場の話を交えながら、組織で役立つノウハウを紹介

抽象的な概念を中心としたアイデア本は数多くありますが、本書では著者の吉田氏が実際にやってみて役に立ったこと、うまくいったことを現場の事例を含めて紹介。

番組を見たことがない方でも、腹落ちするノウハウが満載です。

また、プロジェクトを進めていくうえでは、途中で悩んだり、弱気になったりすることもありますが、そうしたメンタルの面も押さえながらのノウハウは、一線で活躍する著者ならでは。

ものづくりだけでなく、新規事業など、新しいことを実現しようとするビジネスパーソンにも必ず役立ちます。


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2013年11月14日木曜日

『ハーバード、オックスフォード…世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方』

●お勧めのビジネス書:『ハーバード、オックスフォード…世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方』

■世界基準の「頭のよさ」をつくる31の方法

なぜ、日本のエリートは世界で通用しないのか?

なぜ、日本のトップの人材が、世界のビジネスや交渉の場では存在感を発揮できないのか?

その違いは「教育の違い」にあると著者は言う。

世界の名門大学では、日本の教育には欠けている哲学や思想を通して「考える力」を鍛える授業が徹底して繰り返される。

入試からして「知識」を問う日本の大学とは違い、「どこまで深い思考ができるか」が問われるという。


 「あなた自身について書きなさい」
(2012年ハーバード大学ロースクール入試問題より)


「駐車違反を死刑とする法律を制定したところ、
 誰も駐車違反をしなくなった。これは適切な法律と言えるか?」
(2011年オックスフォード大学入試問題より)


本書ではこうした海外のトップスクールで実際に出題された問題など豊富な実例を取り上げながら、多角的なアプローチで「世界標準の教養」を読者に提供する。


■海外のエリートが養っている「考える力」とは?

世界のエリート教育を知り尽くし、海外のトップスクールを目指す学生を対象にグローバルリーダーを育成している著者が明かす、世界で求められる「本物の知力」の身に付け方。


ハーバード、オックスフォード云々だけでなく、国連の採用試験が出てきたり、ハイデガーなどの古典からハンチントン、フランシス・フクヤマ、エーリッヒ・フロムといった現代に近い人まで数々の思想を出しながら、世界の状況を見据えた「考える授業」が展開されるのだが、説明がとてもわかりやすい。


「自由」の章の冒頭には、フランスのバカロレア(大学入学を希望する学生が全員受ける試験)で出題された問題として「自由は平等によって脅かされるか」というものが紹介されており、
こういう問題が出ること自体、日本と欧米の教育の大きな違いを感じた(この問題は、文系・理系問わず共通の出題だったとのこと)。

「自由は…」と問われたところで漠然としていて答えにくいが、フランスの大学ではこうした抽象的なテーマについて、考えさせ、議論させる授業が多い。

合間合間に「Q」というものが問題形式で入っている。

これを読み飛ばしては、この本を読む意味が半減してしまうだろう。

最初はざっと通しで読んで、もう一度、一つ一つの「Q」に自分なりの答えを出しながら再読するという読み方もいいかもしれない。

こういう本を読んで冬を過ごすことも哲学につながる(かな?)



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